2013/10/20

マルチプラットフォーム対応アプリ作成の環境について

最近はアプリケーションを作成する際はマルチプラットフォーム対応が普通です。それに、デスクトップアプリもあれば、モバイルアプリ、Webと多岐に渡って対応しないといけない。昔みたいにWindowsだけというわけにはいかないんです。
また、iOSアプリ作成にはXcodeでObjective-C、Androidアプリ作成はEclipseでJapa、など開発環境も言語も様々です。プログラマーは大変です。

なので、マルチプラットフォーム対応アプリを作成できる開発環境などがでてます。
代表的なのが、AdobeのAir(Flash技術)を使った開発環境ですね。

AdobeはFlashでマルチブラウザー対応のWebコンテンツを作成できる技術を開発した先駆け的存在で、現在はAirでマルチプラットフォーム対応のアプリも作成できる素晴らしい環境を提供しています。

そんなAdobeが現在、3つほどそんなマルチプラットフォーム対応のアプリを作成できる環境を提供しています。
  1. Flash Professional (Air SDK、ActionScript)
  2. Flash Builder (Flex SDK、ActionScript, MXML)
  3. PhoneGap (HTML5, JavaScript, CSS) ※ASFがCordovaを開発してますがPhoneGapは一応Adobeが保持
そして3つもあると、どれがいいんだろうという話になりますよね?
なので、簡単にその違いをあげてみます。
  1. Flash Professional: 
    • 言語: ActionScript
    • 対応プラットフォームはiOS, Android, Windows, Mac, Flash(SWF), HTML5(with Toolkit for CreateJS)
    • デザイナー向け(タイムライン機能など)
    • コンポーネントなどが少ない
  2. Flash Builder
    • 言語: ActionScript, MXML
    • 対応プラットフォームはiOS, Android, Blackberry, Windows, Mac, Flash(SWF)
    • プログラマー向け(コード補完機能などが充実)
    • Flex SDKにはコンポーネントなどがたくさんある
  3. PhoneGap
    • 言語: HTML5 JavaScript, CSS
    • 対応プラットフォームはiOS, Android, Blackberry, WebOS, Windows Phone,  Symbian, Bada
    • Webプログラマー向け
    • HTMLとJS, CSSのライブラリがたくさんある
こんな感じですかね。PhoneGapが結構いい気がしますが、対応プラットフォームは(その名前の通り?)モバイルのみなのが悩みです。正直、WebOSやSymbian対応よりも、Mac, Winのデスクトップ対応がうれしさ倍増です。
Flash Proはコード補完機能などがあまりよくなくて、プログラマーの自分には使いにくいんですよね。それに、コンポーネントのライブラリが乏しくて、単純なコントロールを使いたいときにでも、自作以外になく不便。でも、HTML5で書き出せるToolkit for CreateJSはかなり良い機能です。まだ完全対応というわけではなく、それようにコードをいじらないといけないですが、将来性はあります。
Flash Builder + FlexはMXMLに慣れれば使いやすいです。でも、Webコンテツ用にはHTML5対応はなくSWFしかないのが難点。それに、ASFにFlexを譲渡したことでも今後が不安。見捨てた?

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